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2012年1月 9日 (月)

ご機嫌な店に行きたい僕たちなのだから

飲食店の口コミ投稿サイト「食べログ」に
業者によるヤラセ投稿があった由。

何が問題なのかといえば、おそらく
・口コミはユーザーの自発的なもの
・だからこそ信用できる
という情報の信頼性が崩れてしまったことだろう。

情報の信用性は「食べログ」というサイト自体の
信用性に依拠している、まさに信用商売であって、
そこを崩されると痛い。

しかし僕は、業者を責めても仕方のないことだと思う。
食べログというインフラに、「ヤラセ」を誘い込む
余地が元々あったのだ。
そもそも口コミを投稿するユーザーの情報が
匿名なのだから。

今後、こういった「ヤラセ」を排除するのであれば
「誰が言っているのか」ということを明確に
するしかない。

自分の友人が言っているなら情報のソースは確かで
「あいつがすすめてるんだから間違いないな」
「あいつの舌は信用できない」
という取捨選択ができる。

これはもはやFaceBookなどの出番だ。

これからたぶん口コミサイトは、投稿者の情報を
明確にする仕組みで作られると思う。

*     *     *

とはいえ、今回、なぜお店は業者を使ったのか、
という言い分も考えないと不公平だろう。

店としては、「まずお客に来てもらわないことには」
美味いか不味いかの判断さえもしてもらえない、
土俵にさえ乗れない、という想いがあったと思う。

だからまず店を知ってもらう、来店してもらう端緒として
「食べログ」を使ったのではないか。

きっかけは嘘の情報だったとしても、来てもらいさえすれば
満足させる自信はある。
決してお客をだまそうという悪い意図はなかった。

しかし、選んだサイトが良くなかった。
「食べログ」などの口コミサイトを「広告」ととらえては
間違いを起こしてしまうだろう。

「口コミ評価サイト」は、圧倒的なお客主導の場である。

お店がそこに安易に干渉すれば嫌われるし
良い評価も広がる代わりに、悪い評価も広がってしまうし
お客はワガママであるから、カンタンに悪く言うし。

言い方は悪いが、お店は「まな板の上の鯉」である。

*     *     *

ではどうするかといえば、
大変に回り道で、当たり前で、単純な結論なのだが
「良い店」であることしかない。
来たお客に満足してもらうしかない。

エラソーに書いてしまってすごく恐縮なのだが
カンタンに言うと、僕たちは良い店に行きたいし、
ご機嫌な店に行きたい。

何で満足させるかはお店側におまかせする。
・もちろん味で満足させる
・店主のキャラクターで勝負する
・可愛い店員で勝負する
・珍しいものが食べられる
などなど・・・

良い店ならば放っておいても良い評価がつく。
良い店なら人を連れていきたいし、何度も利用したい。

つくづく、これからの世界では「良い店」であることが
最大の広告なのだろうと思う。
ああ、やっぱりお客はエラソーだよなあ・・・。





ヤトミックカフェ
矢透泰文が主催するコンテンツサイト。
コーヒーは出しませんが、楽しい読みものをサーブ。
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Think and Listen. yatomic_Cafe 2012

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