4冊の本から見る「今の時代の正しい努力」
「FREE」、「マーケティング3.0」、
「インバウンドマーケティング」、
「グレイトフルデッドにマーケティングを学ぶ」
上記の4冊を読んで、これからの社会における
「正しい努力の方向」を考えてみた。
(本記事の下に、2行解説とともにリンクを張りました)
*4冊の中で繰り返し言われていること
これらの本の中で繰り返し言われていることを
強引にまとめるとこうなる。
●これからの社会の在り方を考えたとき
↓
●消費者に好かれる企業が生き残る。
↓
●企業は「好かれる」努力をすべきである
↓
●ただし企業は消費者に直接的に働きかけてはダメ。
↓
●消費者は企業の「在り方」に惚れる
↓
●企業は、あくまで消費者に「発見」されるべき。
↓
●「発見」した消費者は、ソーシャルメディアで拡散してくれる。
なぜなら、消費者は「こんな面白いものを発見した自分」を
みんなに知って欲しいから。
↓
●好かれた企業は強い。
↓
●「発見」されるためには、企業の側に「突き抜けた何か」が
あるべきである。
↓
●これからのマーケティングでは、
1.どのように消費者に発見されたいか?
2.どのように突き抜けるか?
という点に注力すべきである。
かなり強引にワタクシ的フィルターを通してまとめると
上記のようになると思うのだが
この「突き抜ける」というのが難しい。
*なぜ「突き抜ける」ことが難しいか。
好かれたり、突き抜けるのが難しいのは、それが
「普通の努力」ではできないことだからだ。
すなわちそれは「キャラ」に由来するものなのだ。
消費者は、企業や個人の「キャラ」に魅かれて
好きになる。キャラは普通の努力では作れない。
個人で見れば、キャラとはある意味で天性のものであり
ある人にとっては生まれつきで苦労なく手に入るものが
ある人にとっては一生縁のないものでもあり得る。
努力すればどうにかなる類いのものではない。
しかし、それでも「真面目に取り組む方法」しか知らない
僕たちのような凡人は
あるいは、ごく一般的な企業はどうすればいいか?
おそらく、その凡庸な真面目さを「キャラを作ること」に
全力で向けるしかないのだろう。
長所を極端に伸ばし、欠点をさらに極端に深めていこう。
ポジティブな変態を目指そう。
*これが正しい努力を促してくれる4冊だ!
朝日新聞出版
売り上げランキング: 3229
▲これからの企業は「好かれなくてはいけない」という
身も蓋もないことを解析した本。
そのための企業努力のあり方も書かれています。
本書を読んだ時の感想を、こちらに書きました。
日経BP社
売り上げランキング: 130
ヤトミックカフェ
矢透泰文が主催するコンテンツサイト。
コーヒーは出しませんが、楽しい読みものをサーブ。
============================================
Think
and Listen. yatomic_Cafe 2012
| 固定リンク
コメント